NEWS
更新日:

日通、RFIDとWMSを活用したアパレル向け倉庫オペレーションを開始

日通は、電子タグ(RFID)を活用し、倉庫管理システム(WMS)を組み合わせたアパレルのハイファッション向け倉庫オペレーションの運用を開始した。

20200901-1-1.png

アパレル業界では、商品の流通管理の効率化などのため、以前からRFIDの導入が期待されており、ファストファッションでは既に導入している企業もありますが、ハイブランドでは複数の工房を使ったハンドメイドの生産が中心であり、本来は生産時に取り付けるのが効率的とされるICチップの取り付け作業が難しく、導入に踏み切る企業はまだ多くなかった。しかし、購買層の若年化に伴いECビジネスへの需要が高まっており、より一層のオペレーション効率化が求められている。
日通は、RFIDの活用により、倉庫業務の効率化・省人化の推進や新たなオペレーションによるサービスの拡充を図るべく、RFIDと連携した新たなシステムを開発した。

20200901-1-2.jpg

【オペレーションの特長】

  • 自社倉庫管理システムに電子タグの識字機能を持つことで、中間ソフト(ミドルウェア)を介さないシンプルなシステム設計となっており、機器メーカーに依存しないオペレーション構築が可能となる。そのため、マテハン及びシステムは従来のRFIDを使用した倉庫管理システムよりも低いコストでの設備が可能となる。
  • 当社独自のRFID調達ルートを構築し、リーズナブルな価格での電子タグ導入が実現する。
  • アパレル製品は少量多品種であり在庫管理が複雑だが、RFIDを活用することで、棚卸作業の効率が図れる。またスマートフォン型(Android)端末の導入により、作業視認性の向上、専用アプリケーション開発に柔軟性を持たせることで、迅速な出庫オペレーションの実現や、顧客独自のビジネスへの柔軟な対応が可能となる。

まずはターゲットをハイブランドとし、今後は自社店舗を持つ小売業全般への展開を検討する。
倉庫内オペレーションだけにとどまらず、ファミリーセールなど催事場での棚卸代行、RFID棚卸システムのレンタル、店舗用・催事会場の防犯ゲートのレンタルサービスなどの開発を実施する。

この記事が気に入ったら
「いいね」しよう!

RELATION

TAG

トラックGメンに関するWhite Paper

SEARCH