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ネスレ日本、Hacobu の「MOVO Vista」で委託先約 7000 人のドライバーと情報連携。荷待ち時間・位置情報を可視化 し、持続可能な物流網の構築へ

導入製品
MOVO Vista, MOVO Driver
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株式会社 Hacobu は、ネスレ日本株式会社(以下、「ネスレ日本」)が、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」と、トラックドライバー業務支援アプリ「MOVO Driver(ムーボ・ドライバー)」を活用し、委託先約7000 人のトラックドライバーと直接情報連携する体制を段階的に構築していくことを発表します。

ネスレ日本はまず荷待ち時間・作業時刻のリアルタイム把握から着手し、Hacobu が 2026 年 8 月末以降に提供するリアルタイム位置情報共有機能も順次活用していく予定です。両社は荷主企業主導でドライバーとの情報連携を進める取り組みを通じて、持続可能な物流網の構築を目指します。

導入の背景:荷主企業から委託先ドライバーの実態が「見えない」構造的課題

■今求められる、サプライチェーン全体での可視化・効率化

物流領域では、ドライバー不足や長時間労働が深刻化しています。ドライバーの長時間労働を生む大きな要因のひとつが、長時間にわたるトラックの荷待ち時間・荷役時間(荷積み・荷降ろしの作業時間)です。
こうした構造を踏まえ、2026 年 4 月に本格施行された「改正物流効率化法」では、発荷主・着荷主それぞれに対して荷待ち時間・荷役時間の把握と削減が求められるようになりました。物流の持続可能性を確保するため、サプライチェーン全体での対応が不可欠となっています。

■荷主企業からは見えづらい、委託先ドライバーの稼働実態

一方で、トラック輸送の現場では、荷主企業は複数の運送事業者・協力会社と連携して輸送網を構成しており、実際に輸送を担うドライバーの所属は多岐にわたります。荷主企業がいつドライバーが到着し、どれだけ待ち、いつ出発したかといった現場の実態を直接把握する手段は限られ、改善に必要なデータの収集も、ドライバーへの情報提供も難しい状況が続いてきました。

■IT を活用し、荷主企業自らがドライバーの現場情報を把握

ネスレ日本では、コーヒーなどの製品を全国の卸・小売の物流センターへ届けるために、年間約 2 万件の出荷・委託先約 7000 人のドライバーが関わる大規模な配送網を構築しています。

サプライチェーン全体での物流効率化が求められていることを踏まえ、ネスレ日本は配車受発注・管理サービス「MOVOVista」と、トラックドライバー業務支援アプリ「MOVO Driver」を活用し、委託先ドライバーとの直接的な情報連携体制を整備することとしました。「MOVO Vista」は、21 万ダウンロード(※2026 年 6 月時点)を超えるトラックドライバー業務支援アプリ「MOVO Driver」と連携し、荷主企業や元請けの物流事業者(元請け事業者)から委託先ドライバーへの案件共有や実績データの取得を行える点が特徴です。

なお、配送業務における指揮命令は従来通り元請け事業者が担い、本取り組みは荷主企業とドライバー間の情報連携・データ共有を目的としています。

荷主企業自らがドライバーの現場情報をリアルタイムに把握できる仕組みを構築することで、荷待ち時間の削減と物流品質の向上を両立し、持続可能な物流網の実現を目指します。

MOVO による取り組み:荷主とドライバーを直接つなぎ、現場をリアルタイム可視化

「MOVO Vista」と「MOVO Driver」の活用は、以下の 2 段階で進めます。

① 荷待ち時間・作業時刻のリアルタイム把握(2026 年 6 月より試験運用)


ドライバーは、スマートフォンアプリ「MOVO Driver」から、出荷元・納品先での到着・出発・荷待ち時間を記録します。ネスレ日本は、これらの情報を配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」上でリアルタイムに確認することができます。2026 年 6 月時点では主要協力会社 1 社・一部のドライバーから試験運用を開始しており、2026 年 10 月半ばを目処に、年間約 2 万件の出荷に関わる委託先約 7000 人のドライバーへ展開していきます。蓄積されたデータをもとに、物流拠点ごとの荷待ち実態を可視化し、削減に向けた改善活動につなげていきます。

②位置情報共有(2026 年 8 月末〜順次提供予定)

2026 年 8 月末より、ドライバーの位置情報共有機能を「MOVO Vista」に追加予定です。ネスレ日本・元請け事業者がドライバーの現在地をリアルタイムに把握できるようになることで、災害などの緊急時には元請け事業者から迅速な迂回指示や安全確認が行えます。さらに同年 10 月末までには、ドライバーの現在地から算出した到着予定時刻をもとに、遅延の兆候を自動検知してアラートを通知する機能の提供を目指します。一連の機能を通じて、ドライバーが安心・安全に働ける環境づくりと、現場全体の業務効率化の両立を目指します。

今後の展望

今回の取り組みで蓄積されるデータをもとに、着荷主も含めたサプライチェーン全体での改善協議へとつなげていきます。Hacobu は引き続き、荷主企業とドライバーをつなぐ仕組みづくりを支援し、持続可能な物流網の構築に貢献してまいります。

ネスレ日本様コメント

ネスレ日本株式会社
サプライ・チェーン・マネジメント本部 物流部
ロジスティクスプロジェクト リード 坂口 治夫氏

ネスレ日本は、「食と飲料の持つ力で、現在そしてこれからの世代のすべての人々の生活の質を高めていく」というパーパスのもと、事業活動を通じて社会と企業の双方に価値を生み出す CSV(共通価値の創造)の考え方に基づき、持続可能な物流網の構築に取り組んでいます。なかでも、トラックドライバーの長時間労働の要因のひとつである「荷待ち時間」は、荷主企業として向き合うべき重要な課題です。一方で、複数の運送事業者や委託先が関わる輸送網において、現場の稼働状況を把握し改善につなげることは容易ではありません。「MOVO Vista」と「MOVO Driver」の連携により、ドライバーの稼働状況を含めた配送全体を可視化が可能となり、無理のない形でデータ収集と情報連携を実現できると判断しました。Hacobu 様と協働で、ドライバーが安心して働ける環境づくりと、持続可能な物流の実現に貢献してまいります。

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