
株式会社吉野家ホールディングス 商品統括部 部長 幸重太亮様
展示会をきっかけに、セミナー参加で理解を深めた
Q.Hacobuを知っていただいたきっかけは何でしたか?
Hacobuとの出会いは、物流領域の展示会でした。そこで知ったことをきっかけにHacobuが主催するセミナーにも定期的に参加し、MOVO Berthの理解を徐々に深め、導入に至りました。当社は委託先を含め全国に9拠点の物流センターを持っていますが、まずは自社運営の関西DCから導入を開始しました。
到着車両の連絡・誘導の遅れが、荷待ち発生につながっていた
Q.MOVO Berth導入前のお悩みについて教えてください
関西DCでは午前中に入荷を受け付け、午後に店舗向けの出荷を行うオペレーションサイクルで運営しています。定期便以外の仕入先メーカーからの直送便について、MOVO Berth導入前は到着タイミングを十分に把握できていませんでした。日々の目安はあったものの実際にはずれることも多く、到着時間が読めない状態でした。
加えて、到着した車両への連絡・誘導もスムーズにいかず、ドライバーを待たせてしまうケースが発生していました。さらに、物流効率化法における特定荷主に該当するため、荷待ち・荷役時間の実態を把握し改善する法的な対応も求められていました。 
午前中の入荷オペレーションを支える、MOVO Berth活用
Q.関西DCの業務とMOVO Berthの活用状況を教えてください
関西DCでは、MOVO Berthを入荷領域で活用しています。入荷受付は早朝6〜7時頃から開始され、午前中に入荷を完了させます。午後は店舗向けの出荷に切り替わるという、午前入荷・午後出荷のサイクルで運営しています。たとえば中国地区の店舗へは、岡山DCから直接店舗へ配送するほか、関西DCから岡山DCへ商品を横持ちした後、別車両に積み替えて各店舗へ配送するケースもあります。テナントに入っている店舗ではスタッフがいる時間帯に納品を完了させる必要があり、横持ちの出荷分は早めに商品を準備しなければならないため、関西DCでの入荷を午前中に完了させることが欠かせません。 -1-1024x576.png)
入荷業務を可視化し、30分以上の荷待ちは全体の10%に抑制。法対応のためのデータ取得も
Q.MOVO Berth導入後の成果を教えてください
導入後、30分以上の荷待ちは全体の10%に抑えられています。ドライバー到着時にはMOVOタブレットを用いた受付が100%実施されており、正確な入退場データを取得できています。
最も大きな成果として挙げるのは、こうした入荷業務の「可視化」です。車両の到着時刻や荷待ち・荷役時間がデータとして記録されるようになったことで、これまで見えなかった業務の実態が数字で把握できるようになり、改善すべきポイントが明確になりました。法対応のためのエビデンス取得だけでなく、日常の業務改善にもつながっています。
AI活用も取り入れ、会社としてサプライチェーン全体の効率化に向け取り組んでいきたい
Q.今後の展望を教えてください
現在は関西DC1拠点での運用ですが、今後はさらなる展開を見据えています。国内に9拠点ある物流センターについては、委託先側で既に何らかのシステムを導入しているケースもありますが、仕組みが未導入の拠点にはMOVO Berthを同様に展開する、あるいは自社の運用を拡張して委託先にも利用してもらうなど、複数の選択肢を検討しています。
工場への導入も視野に入っています。工場でも原料の入庫や製品の出荷でトラックが日常的に稼働しており、荷待ち・荷役時間の把握・改善は中長期経営計画に組み込むべきテーマだと考えています。
さらに先を見据えると、AIを活用した需要予測や自動発注も将来的には実現したいです。現時点ではフランチャイズ店舗の保管スペースの制約など、導入ハードルがあるものの、サプライチェーン全体の効率化に向け会社として取り組んでいきたいと考えています。 


