データの力で物流課題を解決する株式会社Hacobuは、大同特殊鋼株式会社が、トラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」、ならびにAI-OCRサービス「MOVO Adapter(ムーボ・アダプター)」を導入することをお知らせします。
大同特殊鋼は、荷待ち時間の短縮と積載効率の向上を目指し、物流パートナーを巻き込んだ物流効率化プロジェクトを推進しています。本取り組みのなかでMOVOシリーズを順次導入します。
MOVOシリーズ導入の背景
トラックドライバー不足や長時間労働の是正といった物流領域の課題が顕在化するなか、大同特殊鋼は企業活動を支える重要な経営基盤の一つとして物流を位置付け、持続可能な物流体制の構築に取り組んできました。2019年にはホワイト物流宣言を発表し、生産性の高い物流と働き方改革の実現に向けて、施設面・制度面の両面から改善を進めています。
さらに活動を一段と加速させるため、大同特殊鋼は2025年4月に「物流効率化プロジェクト」を立ち上げました。プロジェクトでは、物流部門だけでなく工場・営業部門および物流パートナー企業が一体となって取り組んでいます。足元では、全車両の荷待ち時間のさらなる短縮および積載効率向上に向けて、施策を検討しています。
荷待ち時間が増加する要因の一つとして、特定の時間帯への車両集中が課題となっていました。また、配車業務の負荷が高く、積載効率向上に向けた改善検討に十分な時間を確保しづらい状況にありました。
大同特殊鋼は、物流効率化プロジェクトの一環として、株式会社Hacobuが提供するトラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」および配車受発注・管理サービス「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」、AI-OCRサービス「MOVO Adapter(ムーボ・アダプター)」を導入します。
■工場におけるトラックの荷待ちを解消——MOVO Berthを導入
「MOVO Berth」の活用により、トラックの来場予約を通じて車両到着時間を平準化し、荷待ち時間の削減と入出庫作業の効率化を図ります。また、入退場や荷役作業の実績をデータとして把握・分析することで、継続的な改善活動につなげます。
■配車業務を効率化し、物流パートナーとの議論に注力できる体制へ——MOVO Vistaを導入
本プロジェクトでは、荷主企業と物流パートナー企業が垣根を越えて議論する体制の構築を目指しています。
そのステップ1として、物流パートナーの配車業務を効率化し、荷主企業・物流パートナー間の議論に注力できる体制を整えるため、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」を導入します。
配車業務とは、配送先や荷物の量に合わせてトラックやドライバーを割り当て、運送事業者に依頼する業務です。「何トン車が必要か」「何時まで運ぶか」など様々な条件をもとに計画を立てる必要があり、ベテラン担当者の経験頼りとなっている企業が多いのが現状です。電話・FAX・Excelに依存していることも多く、日々の手配だけで業務時間の大半を費やしてしまうため、本来取り組むべき、積載効率向上に向けた改善の議論まで手が回りづらい状況にありました。MOVO Vistaの導入により配車業務の負荷を下げ、生まれた時間を荷主企業・物流パートナー間の議論に振り向けます。
■アナログな発注情報をデータ化し、データドリブンな議論を推進——MOVO Adapterを導入
取引先から届くFAXや紙の発注情報をAI-OCRサービス「MOVO Adapter」でデータ化し、MOVO Vistaに連携することで、より簡便に正確な発注情報をインプット可能にします。データドリブンな物流効率化の議論を推進できる体制を整えます。
今後の展望
今後は、MOVOシリーズによって構築されるデータの可視化・共有基盤を土台に、荷主企業と物流事業者が連携して積載効率の向上に取り組む体制を一層強化していきます。将来的にはAIなどテクノロジーの活用領域を段階的に拡大し、持続可能な物流体制の実現を目指します。
Hacobuは、今回の大同特殊鋼の取り組みを物流DXパートナーとして全面的に支援するとともに、本事例で得られる知見を、同様の課題を抱える鉄鋼業界をはじめとした素材産業の荷主企業や物流事業者に広く還元し、業界全体の物流効率化を後押ししてまいります。
コメント
大同特殊鋼株式会社 営業総括部 物流管理室 室長 荻本 将勝 氏
当社は、ドライバーの待機時間削減や輸送品質の維持といった足元の課題に加え、サプライチェーン全体で持続可能な物流体制をいかに構築するかという中長期の問いに向き合ってきました。今回のMOVOシリーズ導入は、荷主である当社単独の取り組みではなく、物流パートナーの皆様と一体となって、データを共通言語に議論を前進させるための重要な一歩です。Hacobu社の知見と伴走を得ながら、業界全体に資する物流改革モデルを目指してまいります。将来的には、MOVOに蓄積されるデータを活用し、異業種を含めた共同輸送など、新たな物流のかたちにも挑戦していきたいと考えています。
トラック予約受付サービス「MOVO Berth」について
Hacobuが提供する「MOVO Berth」は、荷待ち・荷役時間の削減や物流現場の生産性向上を実現するトラック予約受付サービスです。入場予約・入退場受付によって、物流センター・工場における荷待ちの改善や生産性向上を支援します。車両の入場時間を分散し、計画的な入出荷作業で荷待ち問題を解決します。荷待ちや作業にかかっている時間を可視化し、物流改善にお役立ていただくことも可能です。複雑な運用パターンにも柔軟に対応できるプロダクト機能と、専任担当者による豊富なノウハウを活かした手厚い導入支援によって、導入後の運用定着まで高い確率で実現します。https://hacobu.jp/movo-berth/
配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」について
MOVO Vistaは、荷主企業・元請け事業者・運送事業者をつなぎ、配送の計画・依頼・実行・請求・分析を一気通貫で扱える配車受発注・管理サービスです。
日々のやりとりをデジタル化して業務を標準化するだけでなく、運行ごとの実行データが蓄積され、改善と意思決定に活かせます。https://hacobu.jp/movo-vista/
AI-OCRサービス「MOVO Adapter」について
Hacobuが提供するAI-OCRサービス「MOVO Adapter」は、FAXや紙で届く配送依頼書や発注書を、生成AIが読み取り、そのままデータに変換するAI-OCRサービスです。フォーマットがバラバラな帳票や、手書き・かすれのある書類でも、AIが内容を「読んで理解」し、必要な情報を抽出します。デジタル化したデータはCSV形式で出力でき、既存システムやMOVOシリーズに取り込むことで、他の業務にも活用できます。FAXや紙のままではデータの集計や分析、業務改善も効率的に進められません。MOVO Adapterは、物流業務の一次情報であるアナログ情報をデジタルデータに変えることで、業務全体の効率化を支援します。https://hacobu.jp/movo-adapter/
株式会社Hacobuについて
クラウド物流管理ソリューション「MOVO(ムーボ)」シリーズと、物流DXコンサルティング「Hacobu Strategy(ハコブ・ストラテジー)」、システムインテグレーション・AI導入支援「Hacobu Solution Studio(ハコブ・ソリューションスタジオ)」を展開。トラック予約受付サービス「MOVO Berth」、動態管理サービス「MOVO Fleet」、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」、AI発注・輸送最適化サービス「MOVO PSI」などのクラウドサービス、ドライバーの働き方を変えるスマホアプリ「MOVO Driver」の提供に加え、物流DXパートナーとして企業間物流の最適化を支援しています。https://hacobu.jp/
お問い合わせ先
株式会社Hacobu ブランド・コミュニケーション部(担当:栗島、三本、國近) TEL: 050-5358-8885 / Email: pr@hacobu.jp