データの力で物流課題を解決する株式会社Hacobuは、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」において、配車業務を一括支援する機能アップデートを実施します。今回新たに追加する「配送計画機能」と「現在地共有機能」により、計画から依頼・実行・管理・分析までの配車業務をMOVO Vista上でデジタルに一気通貫で行えるようになります。業務を行う中で実績データが自然に蓄積され、これまでアナログな業務フローの中に埋もれていた情報が、組織の資産として活用できる状態へと変わります。
機能アップデートの背景
物流領域では、トラックドライバーの担い手不足が依然として続いています。さらに2028年には、トラック輸送に必要なコストを下回る運賃での契約を禁じる「適正原価」制度の開始も予定されており、これまで以上に、限られた車両・人員で効率的に運ぶことの必要性が増しています。そのためには、積載率や荷待ち時間といった現場の実態を数値で把握し、改善につなげていくことが欠かせません。
しかし、配送先や荷物の量に合わせてトラックやドライバーを割り当て、運送事業者に依頼する「配車業務」の多くは、今もExcelやFAX、電話が中心で、配車実績がデータとして残りません。さらに、依頼後の配送状況の確認も電話やメールでのやり取りが多く、荷待ち時間や配送状況といった現場の実態も見えにくいままです。結果として、荷待ち時間の削減や車両の有効活用に向けた改善が進めにくいのが実態です。
Hacobuは、こうした課題を解消するため、配車の受発注・管理をデジタル化する「MOVO Vista」に、新たに「配送計画機能」と「現在地共有機能」を追加します。これにより、配送計画の作成から発注後の配送状況確認までをMOVO Vista上で一気通貫で実行でき、積載率・配送状況・荷待ち時間などのデータが日常業務の中で自然と蓄積され、改善に活かせるようになります。

機能アップデートの詳細
①配送計画機能:積載率の見える化で、輸送効率の最大化を。

出荷指示データをもとに、配送計画を作成できる機能です。出荷指示データの荷物の重量や占有床面積と、利用する車両の大きさから積載率を自動で算出し、その積載率を確認しながら配送計画を作成することができます。
AIが積載率・納品時間・軒先条件などを加味して計画案を自動作成する機能も、7月下旬に提供開始予定です。
従来、配車業務は担当者が荷物の量や配送先、納品時間などを確認しながら、どの荷物をどの車両に積めば最も効率よく運べるかを頭の中で判断していました。ただ、人の判断だけですべての組み合わせを比較することは難しく、結果的に荷台に空きスペースが残ったまま運行するケースもありました。
本機能により、経験の少ない担当者でも積載率の目安などを確認しながら、短時間で配送計画を立てられるようになります。積載率を見ながら配送計画を立てることで、なるべく満載に近づけることができ、同じ輸送量でも便数を減らせるため、輸送コストの低減につながります。
運送事業者にとっては収益改善、荷主企業にとっては安定した輸送力の確保につながります。また、計画内容が記録として残るため、担当者が変わっても業務を引き継ぎやすくなります。
②現在地共有機能:配送現場の見える化で、データに基づく改善を。

MOVO Vistaの配送案件の画面上で、ドライバーの現在位置や配送状況をリアルタイムに確認できる機能です(2026年8月末より提供開始予定)。荷待ち時間や到着・出発時刻の記録、現場写真のアップロードにも対応しています。
現状、受託した運送事業者が別の運送事業者へ再委託するケースも多く、配送状況を確認するには 「荷主企業 → 元請け事業者 → 実運送事業者 → ドライバー」と何段階もの連絡を経る必要があり、状況が分かるまでに時間がかかることがありました。そのため、確認のための連絡も現場担当者の負担となっていました。
本機能により、ドライバーの現在位置や配送状況をMOVO Vista上でリアルタイムに確認できるようになります。確認連絡を減らせるだけでなく、ドライバーが入力した荷待ち時間や到着・出発時刻もデータとして蓄積されます。どこで荷待ちが発生しているのか、どの配送先で荷待ち時間が長いのかといった実態を把握し、改善につなげることが可能になります。
さらに、荷主企業・元請け事業者がドライバーの現在地をリアルタイムに把握できるようになることで、災害などの緊急時には元請け事業者から迅速な迂回指示や安全確認が行えます。
本機能は、ドライバー向けスマートフォンアプリ「MOVO Driver」と連携して提供されます。ドライバーがアプリ上で運行を開始する際に位置情報の共有を選択すると、スマートフォンのGPSで取得した位置情報がMOVO Vistaに自動で連携されます。専用のGPS端末は不要で、ドライバーのスマートフォン一台で位置情報共有が完結します。
※一部機能はオプションでの提供となります。詳細はお問い合わせください。
先進導入事例
本機能アップデートにあわせ、先進企業のMOVO Vista活用事例も公開します。
今後の展望
Hacobuは今後も、物流業務の一気通貫化と情報連携の深化を通じて、現場の働き方改革と経営のデータ活用を同時に支援するプラットフォームとしてMOVO Vistaを進化させていきます。業務を行うことで自然にデータが蓄積される環境を整え、現場の改善と経営判断の精度向上に貢献してまいります。
配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」について
荷主企業・元請け事業者・運送事業者の企業間をつなぎ、配送案件の管理を支援する物流DXツールです。一連のコミュニケーションをオンラインで行うことで、契約の書面化・電子化を実現。都度発生していた、電話・FAX・メールでのやり取りが不要になり、業務の効率化が実現できるだけでなく、誰にでも受発注状況が分かる状態となり、属人化を解消することができます。また、各拠点の輸配送データが蓄積・見える化されるため、拠点横断の配車最適化をはじめとした輸配送最適化を支援します。https://hacobu.jp/movo-vista/
株式会社Hacobuについて
クラウド物流管理ソリューション「MOVO(ムーボ)」シリーズと、物流DXコンサルティング「Hacobu Strategy(ハコブ・ストラテジー)」、システムインテグレーション・AI導入支援「Hacobu Solution Studio(ハコブ・ソリューションスタジオ)」を展開。6年連続シェアNo.1(※1)のトラック予約受付サービス「MOVO Berth」、動態管理サービス「MOVO Fleet」、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」、AI発注・輸送最適化サービス「MOVO PSI」などのクラウドサービス、ドライバーの働き方を変えるスマホアプリ「MOVO Driver」の提供に加え、物流DXパートナーとして企業間物流の最適化を支援しています。https://hacobu.jp/
※1 出典 デロイト トーマツ ミック経済研究所『スマートロジスティクス・ソリューション市場の実態と展望【2025年度版】』https://mic-r.co.jp/mr/03650/ バース管理システム市場のベンダー別拠点数。本調査に参加した国内主要システム6社の拠点数合計をシェア100%とした場合のシェア
本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先
株式会社Hacobu ブランド・コミュニケーション部(担当:栗島、三本、國近)
TEL: 050-5358-8885 Email: pr@hacobu.jp