配送管理のデータ化で高速料金を20%削減 新機能“ドライバーステーション”で配送管理の効率もアップ

導入製品
MOVO Fleet
会社/事業所・拠点名
株式会社東北丸和ロジスティクス
所在地
宮城県
車両台数
43台

式会社東北丸和ロジスティクスは、3PLとして食品物流ロジスティクスの構築事業を主軸に、ECのラストワンマイル事業、さらに今期からお客様の災害時の配送対応を支援するBCP(Business Continuity Plan)事業を本格的にスタート。

2022年1月から動態管理サービスMOVO Fleet(ムーボ・フリート)をご利用いただいており、今回は配送管理の責任者として導入を決定した阿部様にお話を伺いました。

株式会社東北丸和ロジスティクス 営業部 阿部 様

導入の背景
  • 災害時の安否確認や店着時間管理を直接電話で行っていた
導入の決め手
  • 同社新事業のBCP事業拡大、さらにDX推進のファーストステップとして
導入の効果
  • 新事業を推進するツールとして有効。さらに、データ検証で高速料金を月間30万削減!

災害時の安否確認や店着時間管理を直接電話で行っていた

Q.MOVO Fleet導入前の課題を教えてください

今期から本格的にBCPを事業化していくにあたり、大きく3つの課題がありました。
一番の課題は、BCP対策です。震度5以上の地震発生を想定した訓練で、ドライバーの安否を確認する手段が直接電話するしかないことが分かっていました。電話をかけなくても車両位置を瞬時に把握することで、この課題を解決したいと考えました。

二つめは、配送管理や報告書類作成の負担削減です。
これまでは、店着時間の遵守率を荷主に報告するため、ドライバーには店着時に配送管理者へワンギリで電話を入れてもらっていました。配送管理者は、着信があった電話番号からドライバーと配送計画を特定。どの地点の到着連絡だったのかを手動で紐づけ、記録していました。配送管理者がガラケーを使っており、1日に100~300件の電話がきていたなか、着信履歴が直近30件しか残らなかったため、張り付きの状態でした。

このようにアナログで記録したものを荷主への報告書類として、主に使用車両台数、店着時間の遵守率、車両の積載率の形でまとめていましたが、アナログ管理では検証や改善が難しいという問題もありました。

三つめとして、経費のなかでも高い割合を占めていた高速料金の抑制も狙いのひとつでした。これまでは実際に走行したルートを見ることできず、高速料金が適正だったのかを検討することができていなかったのです。

また、社会のトレンド及び会社の方針としてDX推進も課題でした。
実際に何から初めてみれば良いのか迷っていたところ、MOVOに出会いました。MOVO Fleetを軸にDXを推進し、人件費の削減も見込めるという結論になり、導入を決定しました。

同社新事業のBCP事業拡大、さらにDX推進のファーストステップとして

Q.MOVO Fleetを選んだ理由は何でしょうか?

使用している車両の大半が協力会社のため、MOVOスティックは着脱が容易で大規模な工事が不要であるところ、
また配送管理の集計作業の工数削減まで端末のレンタル料のみでできる点も理由のひとつです。

Q.現在はどのように活用されていますか?

車両とドライバーは日々変更があるので、MOVOスティックに番号を振り、全コース分準備しています。

ドライバーには業務開始時に、”ドライバーステーション”で自分の配送コースと携帯電話番号を入力していただきます。その操作時間を出庫時間として記録をしています。
その後自分のコースのスティックを選んで車に挿して業務をスタートし、終わったら外していただくことで位置情報の取得をしています。
終了時にも”ドライバーステーション”を操作していただき、帰庫時間として記録をしています。

この一連の操作をもって、業務の開始時間・終了時間を集計しています。
直帰の場合は、協力会社の車庫を自動着荷地点として登録していて、着荷した時間を帰庫として集計しています。

新事業を推進するツールとして有効。さらに、データ検証で高速料金を月間30万削減!

Q.MOVO Fleet導入後、どのような成果が出ていますか?

2021年の福島県沖地震発生時、夜中の時間帯に津波警報が出されました。
その直後から各車両の現在地を把握できたことで、ドライバーへの避難指示や待機指示を適宜でき、BCP対策として非常に有効に機能しているのを感じました。

自動着荷で荷主に正確に情報発信できるという面でも成果があります。
到着時間が自動で記録されていくようになったので、ドライバーからの架電報告を廃止しました。
担当者もイレギュラーに発生するトラブルに注力できるようになり、人件費も削減できました。

これまでドライバーの手書きだった日報をデータで入手できるようになったことで、エクセルのピボットテーブルで一括集計でき、店着時間遵守率の管理も楽になりました。
1日50台、各2~3店舗への配送があるので、150件ぐらいの入力作業があります。これまで1件あたり1分程度かかっていたものが、現在は20~30秒で入力できるようになり、効率が非常に上がったのを感じています。

さらに車両台数の抑制、高速料金使用金額の抑制でも効果が出ています。車両台数は昨年比月間5%、高速料金は20%、月間30万円削減ができています。

これだけの改善ができたのは、データでしっかりと検証できているからですね。

協力会社からの理解を得られ、驚くほどスムーズに導入を実現

Q.導入にあたり、苦労されたポイントはありましたか?

社内でも驚かれましたが、特に苦労というのはなく導入することができました。

基本的にはメールと文書で、協力会社の管理者の方にしっかりとシステムの説明を行いました。また弊社のBCP事業を拡大するにあたり必要不可欠なツールという点で、全面的に協力いただいています。
使い方が簡単なので、理解を得やすかったのもポイントですね。

他営業所をネットワークで結び、統合配車の実現へ

Q.今後、MOVOを使って実現したいことはありますか?

今、配送案件管理サービスのMOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)を積極的に取り入れたいという話を社内でしており、それを進めることですね。協力会社にも一番メリットが出てくると考えています。

東北地方だけで8つの営業所がありますが、現在は他の拠点の業務量データを把握しておらず、各営業所の中だけで完結しています。それをMOVO Vistaも導入することで、全体を巻き込んだ統合配車へ繋げられればと思います。

株式会社東北丸和ロジスティクス 阿部様、ありがとうございました!