アスクル株式会社 (本社:東京都江東区、代表取締役社長 兼 CEO:岩田彰一郎、https://www.askul.co.jp/、以下「アスクル」)と、株式会社Hacobu(ハコブ、本社:東京都港区、代表取締役:佐々木太郎、https://hacobu.jp/、以下「Hacobu」)は、2018年11月1日、Hacobuが提供する物流情報プラットフォーム「MOVO(ムーボ)」(以下「ムーボ」)の「MOVOバース管理ソリューション」をASKUL Value Center関西(以下「AVC関西」 ※1)に導入することを決定しました。2019年春に運用開始し(予定)、その後、全国のアスクル物流拠点へ順次MOVOバース管理ソリューションを導入することを検討してまいります。
アスクルはHacobu の事業立ち上げ期に資本参加しており、両社協同して物流課題の解決について協議を進めていく中で、MOVOバース管理ソリューションの導入にいたりました。
アスクルとHacobuは、将来的にムーボが提供する他機能の活用を検討することに加え、蓄積された物流情報を元に、メーカーや他小売も巻き込んだ物流プラットフォームを協同で構築し、社会課題の解決を行っていくことを検討してまいります。
AVC関西へのMOVOバース管理ソリューション導入について
MOVOバース管理ソリューションは、物流拠点でのバースの予約、受付およびドライバー誘導に関わる業務のデジタル化を実現するクラウド型ソリューションです。物流拠点におけるトラック待機の削減と効率的な納品・出荷の実現、実績の見える化を通じた業務改善のサポートを目的としています。
AVC関西へのMOVOバース管理ソリューションの導入によって、(1)AVC関西に納品するメーカー等の納品事業者もしくはその運送委託先の配送管理者(2)納品を行うドライバー(3)AVC関西の管理担当者などが、パソコン・タブレット・携帯電話(ガラケー/スマホ両方に対応)等の様々なデバイスを活用してMOVOプラットフォームにアクセスできるようになります。大口チャーター便は配送管理者が主体となってパソコンから予約する、路線便はドライバーが適宜到着予定時刻を考えながら携帯電話から予約する、など、ユーザーによって運用を使いわけることが可能であり、納品予約から現場でのコミュニケーションまでの一連の業務を、一気通貫でオンライン化することを目指します。
【(※1)AVC関西の施設概要】
MOVOバース管理ソリューションの実績と目指す姿
今回アスクルは、MOVOバース管理ソリューションの導入にあたり、Hacobuが大手GMSを含む複数の小売事業者や、納品側の大手消費財メーカー等に対し、同システムを導入・運用した実績を有することも評価しました。
Hacobuは、MOVOバース管理ソリューションを、サプライチェーンの上流から下流の様々な物流拠点に一気通貫で導入していくことを目指しています(例:メーカー調達物流、工場~在庫保管倉庫/センター、小売・卸共配センター)。まず、小売サイドにおいて、複数の事業者で共通システムが使われることで、予約する側(納品事業者側の配送管理者やドライバー)が複数のシステムを使う煩雑さを回避されます。またMOVOバース管理ソリューションは、入出荷両方の業務に活用できるため、納品事業者は納品先の予約と自社拠点(工場/倉庫)における入出荷を、同じ環境で行うことができます。
ムーボは、物流にかかわる様々な事業者がオンラインプラットフォーム上で繋がる世界を実現します。