「運ぶを最適化する」をミッションに掲げる株式会社Hacobu(ハコブ、本社:東京都港区、 代表取締役社長CEO 佐々木太郎、以下「Hacobu」)は、2021年4月、物流業界初の外部専門家で構成する「物流ビッグデータ・ガバナンス委員会」(以下、本委員会)を設置し、組織の意識変革やガイドラインの整備を推進してきました。このたび、本委員会 委員長を勤めた慶應義塾大学総合政策学部教授 國領二郎(2022年8月29日付けでHacobu社外取締役)とHacobu 代表取締役社長CEO 佐々木太郎が、取り組みに至るまでの経緯と活動後の変化や手応え、今後の展望などを対談しましたので、お知らせいたします。
対談記事:
データの力で運ぶを最適化する
Data-Driven Logistics®
鍵を握る「データ・ガバナンス」のあり方
慶應義塾大学総合政策学部教授 國領二郎 × Hacobu 代表取締役社長CEO 佐々木太郎
URL:https://movochannel.movo.co.jp/case/1507.html
対談内容:
- 「物流ビッグデータ・ガバナンス委員会」立ち上げの経緯
- 安心できるデータ社会を目指し、ガバナンス体制を一から構築
- 物流データは誰のもの?議論を重ね、ガイドラインを作成
- データ・ガバナンスの社内浸透をいかに進めるか
- 早くもビッグデータ活用事例が登場
- 足元の「守り」を固めて、いざ「攻めのデータ・ガバナンス」へ
【物流最適化でより良い社会を目指す、攻めと守りのデータ・ガバナンス】Hacobuにおいては厳格なアクセス管理のもとデータの収集・分析を行い、Data-Driven Logistics®により物流を最適化。社会益を生み出す「攻めのデータ・ガバナンス」へとつなげていく。
物流ビッグデータ・ガバナンス委員会 活動内容と今後の展開について
2021年4月19日、Hacobuは、サプライチェーン全体の最適化の実現に向けて、個社の枠を越え、公正性・客観性を確保しつつ物流ビッグデータの活用を進めるために、外部専門家で構成する物流ビッグデータ・ガバナンス委員会を設置いたしました。第三者の視点や意見を取り入れ、物流ビッグデータ活用に関するガイドラインを策定、運用する体制を構築。取り組みの成果と今後の展開を以下にまとめます。
物流ビッグデータ・ガバナンス委員会の構成委員
・國領二郎氏(慶應義塾大学総合政策学部 教授 )委員長
・岩田 彰一郎氏(株式会社フォース・マーケティングアンドマネージメント代表取締役社長CEO)委員
・水越 尚子氏(レフトライト国際法律事務所 弁護士)委員
委員会の活動内容
<ガイドラインの遵守状況調査・改善活動>
2021年4月19日に公表した「物流ビッグデータ活用に関するガイドライン」に対する当社内の運用実態を調査し、データ保護に関する課題を中心に取り組みを実施しました。
- アクセス制御:当社サービス環境およびビッグデータ分析基盤に対する、従業員のアクセス権限を制御する機能をMOVOに構築し、従業員の役割(顧客サポート、開発等)に応じた必要十分な権限を付与
- アクセスログ取得:アクセスログをタイムリーに取得できる機能を実装
- IDおよび組織の管理強化:アクセスログを詳細分析したところ、不要なID(テスト用のユーザーデータ等)や組織(開発・テスト用のダミーの会社データ等)が散見された。全社的なデータに関するルール・ポリシーを言語化、改訂すると共に、不要なID・組織を全て削除
<当社顧客におけるデータ活用事例の共有>
当社顧客において、MOVOに蓄積されたデータを分析・活用し、物流プロセスの最適化を実現している事例について、委員会メンバーにて共有し、社会益実現に向けた取り組みについてのディスカッションを実施しました。
<発信の方向性に関する調査・検討>
当委員会の活動を効果的に発信し、社会益の実現に向けた取り組みを加速させるため、どのような形の情報発信が望ましいかを調査・検討し、当報告書の骨子を固めました。
- 海外企業を中心に、個人情報に留まらない企業ビッグデータの活用指針を公表している事例を調査しました。
今後の方針
物流ビッグデータ・ガバナンス委員会は発展的に解消し、人的な継続性も持たせつつ、弊社コーポレート・ガバナンスの体制の中で「攻め」も意識した取り組みを進めてまいります。
<守りのデータ・ガバナンス>
今期に確立した、データ保護に向けた運用を継続します。運用状況について、社外役員も含めた会議体で継続的なモニタリングを行う体制を構築してまいります。その場で、従業員への意識づけおよびルール・ポリシーの遵守、外部環境やテクノロジーの変化に応じたモニタリング体制の改善余地についても継続して議論します。
<攻めのデータ・ガバナンス>
物流ビッグデータ・ガバナンス委員会の委員長を務めた國領二郎と、委員の岩田彰一郎 が、弊社の社外取締役として就任しました。ビッグデータの利活用により、個社の枠を超えた物流最適化を実現するためのサービスの開発・展開や、それを支えるガイドラインや規約、社内の運用体制の継続的改善に対して、重要な経営イシューの一つとして取り組んでまいります。
【物流ビッグデータ・ガバナンス委員会 事務局の様子】左からHacobu 代表取締役社長CEO 佐々木太郎、Hacobu 取締役CFO 濱崎 惟、レフトライト国際法律事務所 弁護士 水越 尚子氏、慶應義塾大学総合政策学部 教授 國領 二郎、株式会社フォース・マーケティングアンドマネージメント代表取締役社長CEO 岩田 彰一郎
■Hacobuについて
商号 : 株式会社Hacobu
設立 : 2015年6月30日
所在地 : 〒108-0073 東京都港区三田3丁目12番17号 プレクスビルディング3階
代表 : 代表取締役社長CEO 佐々木太郎
事業内容:企業間物流の最適化を目指し、Logistics Cloud「MOVO」を提供しています。トラック予約受付サービス「MOVO Berth」、動態管理サービス「MOVO Fleet」、配車管理サービス「MOVO Dispatch」、流通資材モニタリング「MOVO Seek」、配送案件管理サービス「MOVO Vista」などのアプリケーション群を展開し、企業の物流DXを支援しています。
https://movo.co.jp/
■本件に関するお問い合わせ
コーポレートコミュニケーションPR 森山
Email:PR@hacobu.jp